キャリアサポートオフィスは、名古屋工業大学の学部生、大学院生に専門技術者としてのキャリアを作っていただく支援を行っています。正課授業としてのキャリア教育やインターンシップの機会を提供し、また、各学科・課程・専攻の進路指導担当教員及び学生生活課就職・キャリア支援係と連携して進路決定の支援を行っています。

当オフィスでは様々な活動を行ってきました。2007年度に文部科学省の現代GP（Good Practice）に「〈啓き・支え・促し〉連携キャリア教育」プログラムが採択され、工学系大学にふさわしいキャリア教育としての「〈啓き・支え・促し〉連携キャリア教育」の構築を目指しました。この一環として2008年度に開始したジェネラルインターンシップでは本学独自の制度として学生にインターンシップ（原則5日以上のインターンシップ）の機会を提供しています。例年50社以上もの企業からの賛同を得て、80名前後の学生が応募しています。

また、各種セミナーやガイダンスを開催してきています。業界研究としていただくため、毎年、多数の企業を招いて年3回の業界研究/企業研究セミナーを開催し、好評をいただいています。コロナ禍においても、Webで実施し、対面開催時と変わらない評価を、学生からも企業からもいただいています。ガイダンスでも、本学学生に特化した内容により、「面接対策」の講座等、キャリア形成に必要な知識や態度を学ぶ機会を提供しています。個別の学生への支援としては、企業情報等の専門的知識を有する経験豊富な就職相談員によるキャリアカウンセリングを年間を通じて実施しています。繁忙期には相談時間を増加するなど、相談体制の強化を図り、多数の学生が利用しています。

キャリアサポートオフィスは、名古屋工業大学の正課教育においても、キャリア教育のための授業を担当しています。1年生のフレッシュマンセミナーではキャリアの考え方を学び、大学での4年間での学習に備えてもらっています。2年生の産業論では各自の専門分野を通じたキャリアについて考えていただいています。また選択科目キャリアデザインでは、社会人基礎力を磨き、自己分析、業界研究を進めています。

本学の学生諸君が自信をもって、専門技術者として歩んでいただくお手伝いをしています。